ケミカルピーリングとは
皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療のことです。
古くなった角質を均一に取り去ることで、ニキビ・ニキビ跡の改善、しみ・くすみの改善、毛穴引き締め、お肌の若返りなどに効果があります。
ケミカルピーリングの効果
- ニキビ、ニキビ痕
- 薄い色素沈着
- 肌のくすみ(美白効果)
- 毛穴の開き
- 肌荒れ、乾燥した皮膚
- 薬剤の浸透力を高める
- 老化した皮膚、小じわ(皮膚の若返り効果)
治療の流れ
- 1.皮膚科専門医による診察
- 2.クレンジング・洗顔後にピール剤を顔全体に塗布します。
- 3.全体になじませ、角質とピーリング剤を接触させます。
- 4.数分放置します。(痛み等で症状がつらいときはおっしゃってください)
- 5.全体を拭き取り、荒い流しをします。
- 6.日焼け止め塗布して終了になります。
ケミカルピーリングとの併用治療
にきび
抗菌薬の内服とケミカルピーリングの併用で治療期間の短縮が図れます。
しみ(老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、炎症後色素沈着など)
美白効果があるとされている外用剤としてレチノイン酸やハイドロキノン、レチノール、各種ビタミンC製品といった美白剤を併用することで効果が期待できます。
ケミカルピーリングのQ&A
赤いニキビや大型のニキビがたくさんまだできるときには、2週間に1回のペースをおすすめします。
多くのかたが3~5回後に満足していただけることが多いです。
ただし肌が弱い方は真皮にまで浸透しないサリチル酸ピーリングをおすすめいたします。
グリコール酸ピーリングでは、灼熱痛、紅斑、まれにびらんもみられることもあります。
サリチル酸マクロゴールピーリングは洗いおとすときにやや痛みがでることもありますが、洗顔後は99%痛みがとれます。
ただしグリコール酸ピーリングで紅斑が強く出現した場合は12時間は避けていただいたほうがよいです。
それ以上のサリチル酸製剤を使用するピーリング剤は医師の調合となります。
当院では30%のサリチル酸を使用しているため、より良い効果が期待ですます。