尿や便に含まれるアンモニアや酵素などが刺激となり、おむつの当たるところに赤いブツブツやただれが出来ます。おむつをこまめに替えて、お尻の清潔と乾燥を保つことが予防にもケアにもなります。おむつ替えの際には、おむつをはずした後、少し乾かしてからおむつをつけると良いでしょう。
また、清潔を保つのは重要ですが、洗いすぎには注意が必要です。石鹸をつけて洗うのは1日1回とし、すすぎ残しのないように十分に流しましょう。便の回数が多い新生児や下痢の時には、市販のお尻ふきにオリーブ油を加えて、優しく拭き取ることをお勧めします。それでも、かぶれてしまった時には、亜鉛華軟膏やワセリンで保護しますが、症状がひどいような場合には弱いステロイド軟膏を使用します。数日ケアをしてもよくならない時は、カンジダ皮膚炎の可能性もあります。自己判断せず、必ず経過を見てもらいましょう。