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コラム

ニキビ跡はどこに行けば治せる?効果がある治療とは?

ニキビ跡は「時間がたてば自然に消える」こともありますが、赤み・色素沈着・凹凸(クレーター)まで進んだものは、専門的な治療が必要になることが多いです。

どこに相談すべきかは、ニキビ跡のタイプと、受けられる治療法によって変わります。

ニキビ跡はまず皮膚科へ相談を

「ニキビ跡 皮膚科」で探すべき理由は、ニキビ跡と似た皮膚疾患(湿疹・毛穴の開き・瘢痕・他の炎症性疾患など)を見分け、状態に合った治療を選べるからです。

皮膚科では、

– 赤み主体なのか

– 茶色いシミのような色素沈着なのか

– 凹凸(クレーター)や硬いしこりが中心なのか

といった状態を診察し、それぞれに合った治療を組み立てていきます。

ニキビ跡の主なタイプ

– 赤み(炎症後の血管拡張が主体)

– 茶色〜うす黒い色素沈着(炎症後色素沈着)

– 凹凸(萎縮性瘢痕/クレーター)

– 肥厚性瘢痕・ケロイド状の盛り上がり

色だけの問題なのか、皮膚の形そのものが変化しているのかで、必要な治療の強さや期間が大きく変わります。

どんな治療が効果的?基本的な考え方

赤み・色素沈着タイプ

– 外用薬(トレチノイン・ハイドロキノン、ビタミンCなど)

– 内服(ビタミンC・E、トラネキサム酸など)

– マイルドな光治療・レーザートーニング

比較的マイルドな治療からスタートし、肌の状態を見ながら段階的に強さを調整することが多いです。

凹凸・クレータータイプ

凹凸のニキビ跡は、「表面をなめらかに整えつつ、真皮のコラーゲンを作り直す」タイプの治療が中心になります。

この領域で、ポテンツァやキュアジェットのような機器がとても相性の良い選択肢です。

ポテンツァでできるニキビ跡治療

ポテンツァは「マイクロニードル+高周波(RF)」を組み合わせた治療で、細い針を皮膚に刺しながら真皮層にエネルギーを与えることで、コラーゲンの再生を促すのが特徴です。

ニキビ跡に対するポイント

– クレーター状の凹凸に対し、真皮のリモデリング(作り替え)を促す

– 毛穴の開きや皮脂バランスの改善にもアプローチできる

– 針の深さ・出力・チップの種類を調整し、ニキビ跡・毛穴・ハリ感など複数の悩みに同時に対応しやすい

一般的には、1回で劇的に「ゼロ」にするというより、数回の治療を重ねながら少しずつ凹凸を目立たなくしていくイメージです。

肌質やダウンタイム許容度に合わせて設定を変えられる点も、皮膚科ならではの強みと言えます。

キュアジェットでできるニキビ跡・ニキビ肌ケア

キュアジェットは、針を使わずにジェット噴流で薬剤を肌に高圧導入するタイプの機器(エアジェット・ニードルレスインジェクション系)として使われることが多いです。

ニキビ跡との相性

– ビタミンC・トラネキサム酸・ヒアルロン酸などの有効成分を、表皮〜真皮浅層まで均一に届けやすい

– 赤み・色素沈着・くすみの改善、ハリ・ツヤアップのサポート

– 針を使わないため、「ダウンタイムは抑えたいけれど、しっかり成分を入れたい」方にも向いている

ポテンツァのような「物理的に真皮を刺激してリモデリングさせる治療」と、キュアジェットのような「有効成分を浸透させて肌状態を底上げする治療」を組み合わせることで、

– 凹凸+赤み・色ムラ

といった複合的なニキビ跡に対して、よりバランス良くアプローチしやすくなります。

皮膚科で相談するときのポイント

ニキビ跡治療でクリニックを選ぶときは、次のような点を確認すると安心です。

– ニキビ/ニキビ跡の診療経験や症例がしっかりあるか

– ポテンツァ・キュアジェットなどの機器について、ニキビ跡への具体的な治療例が説明されているか

– 「何回くらいでどの程度の変化を目指せるか」をリアルな範囲で教えてくれるか

– 自費治療だけでなく、生活習慣やスキンケア、必要に応じて保険治療も含めたトータルの提案をしてくれるか

とくに、

– いきなり高出力で攻めるのではなく、肌の状態を見ながら設定・間隔を調整してくれる

– 赤み・色素沈着・凹凸のどこをどの順番で優先するか、一緒に決めてくれる

といった姿勢があるかどうかは、長く安心して通ううえで重要なポイントです。

自分でできるケアと、クリニック治療の役割分担

ニキビ跡は、ホームケアだけで完全に凹凸を消すのは難しい一方で、日常の習慣が治療結果に大きく影響します。

自宅で意識したいこと

– ニキビをつぶさない・触りすぎない(新しい跡を増やさない)

– 紫外線対策(SPF/PAだけでなく、塗り直しと帽子・日傘も) 

– 過度なピーリング・スクラブを控え、バリア機能を守るケアへシフト

– 睡眠・食事・ストレス管理で炎症が起こりにくい肌づくりを意識

クリニック治療の役割

– すでについてしまった赤み・色素沈着・凹凸に対する「リセット」役

– 肌の再生力を引き出し、時間を短縮するブースター役

– これ以上悪化させないためのスキンケア・生活習慣の具体的アドバイス

「自宅ケアでこれ以上悪くしない+クリニック治療で少しずつ良くしていく」という二段構えで取り組むことが、ニキビ跡改善の現実的な近道です。

この記事を監修した医師

つちやファミリークリニック 浅草院
院長

土屋 佳奈
 KANA TSUCHIYA 

【専門】
日本皮膚科学会 / 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
【所属学会】
日本美容皮膚科学会 / 日本臨床皮膚科医会 / 日本抗加齢医学会 / 日本小児皮膚科学会