エキシマ308の特長

エキシマ308は、308nmという狭い波長帯の紫外線(UVB)を採用し、皮膚の患部にピンポイントで照射します。照射面積が大きく短時間で広範囲の治療が可能なだけでなく、機器がコンパクトなため細かい部位の治療や患者さんの負担軽減にも優れています。
従来型の全身型紫外線療法と異なり、必要な部分だけに紫外線を集中できる「ターゲット型」治療です。
主な適応疾患(保険適用例)
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
- 尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)
- 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
- 円形脱毛症
◼︎保険適用外の症状
- 結節性痒疹(けっせつせいようしん)
- 異汗性湿疹(いかんせいしっしん)
- 扁平苔癬(へんぺいたいせん)
- アミロイド苔癬(あみろいど たいせん)
- 環状肉芽腫(かんじょうにくげしゅ)
- 皮膚サルコイド
- 穿孔性皮膚症(せんこうせいひふしょう)など
これらの皮膚疾患は、自己免疫の異常や慢性的な炎症が関与しており、紫外線の免疫調整効果で症状の改善が期待できます。
治療の特徴・よくあるご質問
- 1回あたりの治療時間は数秒〜数十秒と短く、週1〜2回程度の通院が目安です。
- 痛みはほとんどなく、治療後は照射部位が軽く赤くなることがありますが自然に落ち着きます。
- 保険適用で、3割負担の方は1回およそ1,000円程度が目安です。
- 効果判定まで10回程度の通院が標準的ですが、疾患や症状によって異なります。
- 光線過敏症、皮膚の悪性腫瘍の既往または合併、免疫抑制剤治療中の方などは施術できませんのでご相談ください。
エキシマ308治療の流れ
- 医師による適応・診断の判断
- 治療部位の決定・説明
- 1箇所ごとピンポイントでエキシマ308機器にて照射
- 所要時間数秒〜数十秒/特別な処置やダウンタイムはありません
- 継続的な照射と皮膚状態のチェック、必要あれば薬物療法との併用も実施
受診・治療をご検討の方へ
エキシマ308治療は、これまでの治療で改善しなかった皮膚疾患や、塗り薬に頼らず安全に効果を出したい方にもおすすめです。
治療可否・通院ペース・費用など、個別のご事情も含めて専門医がご案内いたします。まずはご遠慮なくご相談ください。