ピーリング

美容皮膚科

ケミカルピーリングとは

皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療のことです。
古くなった角質を均一に取り去ることで、ニキビ・ニキビ跡の改善、しみ・くすみの改善、毛穴引き締め、お肌の若返りなどに効果があります。

こんな症状の方におすすめの治療です

ピーリングの特長

  • 角質除去によるターンオーバー促進:古い角質層をやさしく除去し、新しい細胞の生成を促進。継続治療で透明感・なめらかな肌質へ。
  • 医療用薬剤による高い効果:グリコール酸、乳酸、サリチル酸マクロゴールなど複数のピーリング剤を症状ごとに選択。
  • 毛穴・にきび・くすみ・美白ケアまで:毛穴の詰まり・黒ずみ、皮脂バランスの乱れ、くすみやシミ・小じわ対策にも幅広く対応。
  • 刺激・ダウンタイムが少ない:従来よりもマイルドな薬剤選択で、敏感肌や初めての方も安心して受けられます。

使用薬剤の一例

  • グリコール酸:フルーツ酸系で古い角質をやさしく除去、明るくなめらかに
  • 乳酸:美白・保湿にも有用、刺激がマイルド
  • サリチル酸マクロゴール:炎症や赤みリスクが低く、毛穴・にきび治療に特に有効

治療の流れ・回数の目安

  1. 初回カウンセリング・医師による適応判断
  2. 洗顔後、薬剤を顔(または希望部位)に塗布、数分間置く
  3. 拭き取り・クーリング後仕上げ(必要な場合はイオン導入等もご案内)
  4. 所要時間は約20~30分、2~4週間おきに数回行うとより高い効果を実感できます

※継続治療でお肌質の根本改善・トラブル予防が期待できます。

ケミカルピーリングとの併用治療

にきび

抗菌薬の内服とケミカルピーリングの併用で治療期間の短縮が図れます。

しみ(老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、炎症後色素沈着など)

美白効果があるとされている外用剤としてレチノイン酸やハイドロキノン、レチノール、各種ビタミンC製品といった美白剤を併用することで効果が期待できます。

よくあるご質問

Q: どれくらいの間隔でするのが良いですか?
A: 基本的には1ケ月に1回のペースがおすすめです。
赤いニキビや大型のニキビがたくさんまだできるときには、2週間に1回のペースをおすすめします。

Q: どれくらいで効果を感じますか?
A: 1回でもすべすべ感・透明感を実感する方も多く、にきびや毛穴対策・美白には3~6回の継続治療が理想的です。

Q:お肌が弱くてもできますか?
A:アトピーの方や重度のニキビの方でも施術できますので、ご安心下さい。
ただし肌が弱い方は真皮にまで浸透しないサリチル酸ピーリングをおすすめいたします。

Q:痛みはありますか?
A:ごくまれに、チクチクしたような刺激を感じる方もいらっしゃいますが、サリチル酸ピーリングでは特に強い痛みはありません。
グリコール酸ピーリングでは、灼熱痛、紅斑、まれにびらんもみられることもあります。
サリチル酸マクロゴールピーリングは洗いおとすときにやや痛みがでることもありますが、洗顔後は99%痛みがとれます。

Q:お化粧はすぐにできますか?
A:可能です。
ただしグリコール酸ピーリングで紅斑が強く出現した場合は12時間は避けていただいたほうがよいです。

Q:注意点はありますか?
A:角質層が剥がれ、紫外線が皮膚に浸透しやすいため、サンスクリーン剤による遮光が毎日必要です。角質が脱落し保湿力が低下しますので、自分の肌にあった保湿剤・乳液等で十分補ってください。

Q:市販されているピーリング剤との差を教えてください。
A:サリチル酸を用いた化粧品や、ピーリング石鹸、ジェルなどが市販で売られていると思いますが、化粧品としてのサリチル酸の許可基準濃度は2%までです。
それ以上のサリチル酸製剤を使用するピーリング剤は医師の調合となります。
当院では30%のサリチル酸を使用しているため、より良い効果が期待ですます。

受診の目安・ご相談例

  • 自己流ケアで効果が実感できなかった方
  • 繰り返す毛穴・皮脂トラブル、くすみ・ざらつきが改善しない方
  • 短期間で肌の明るさ・なめらかさをアップしたい
  • 敏感肌・ピーリング初心者の方も気軽にご相談ください

当院では、お肌の状態や悩み・ご希望を丁寧にカウンセリング。医師の管理下で安全・効果的なピーリングプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

医師紹介

院長

土屋 佳奈
 KANA TSUCHIYA 

【専門】
日本皮膚科学会 / 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
【所属学会】
日本美容皮膚科学会 / 日本臨床皮膚科医会 / 日本抗加齢医学会 / 日本小児皮膚科学会