ピコレーザー

美容皮膚科

ピコレーザーについて

ピコレーザーは、1兆分の1秒(ピコ秒)という極めて短いパルス幅で照射できる最新型のレーザー治療機です。従来のナノ秒レーザーよりもさらに速い照射により、熱ダメージを最小限に抑えながら色素をピンポイントで分解できるため、肌への負担が少なく、さまざまな美容皮膚科治療で高い効果を発揮します。
シミやそばかす、肝斑、くすみ、色素沈着はもちろん、毛穴やニキビ跡、刺青(タトゥー)の除去まで幅広く対応できるのが特長です。

こんな症状の方におすすめの治療です

ピコレーザーの特長

1. 極めて短い照射時間(ピコ秒)
従来のナノ秒レーザー(Qスイッチ)より約1/1000の短い時間で照射するため、肌への熱負担がさらに少なくなっています。

2. 衝撃波でメラニン色素を微細に分解
ピコレーザーは「光音響作用」で色素を小さな粒子まで粉砕し、体内でのお掃除機構(貪食細胞)によって効率よく排出させます。そのため、これまで難しかった薄いシミや肝斑、くすみも効果的に治療できます。

3. 痛みや副作用が少なく、安全性が高い
熱影響が小さいので、ダウンタイム(赤み、かさぶた、炎症後色素沈着)が短く、痛みも少ない治療です。敏感肌の方や治療後すぐに日常生活に戻りたい方にも向いています。

4. さまざまな肌トラブル・箇所に対応
・シミ・そばかす・肝斑・色素沈着
・くすみや色むら、トーンアップ
・ニキビ跡、毛穴の開き
・刺青(タトゥー)の除去
・全顔美白やハリ感アップ(ピコトーニング) など多様な目的で使用可能です。

5. 治療回数・頻度
症状や部位によりますが、シミやくすみ・肝斑は2~4週間に1回を計5~10回程度、ニキビ跡や毛穴の場合は4~6回前後が目安となります。
(治療回数・経過は個人差があります)

当院で治療を行っているしみの種類

・老人性色素班
・そばかす
・炎症後色素沈着
・ADM(後天性メラノサイトーシス)
・肝斑

ピンポイントで濃いシミを治療したい、肝斑を治療したいなどのしみ全般のお悩みはピコレーザーがおすすめです。
ダウンタイムなしで、しみだけでなくニキビの炎症やくすみの改善などの美白治療をご希望の方はヒ―ライトⅡ、メソナJ ・メソナJプラス、IPL光治療(セレックV)がおすすめです。
その他、各種治療と合わせて効果をより促進するためのレチノールピール、ナノHQクリーム EX、TAホワイトクリームMD<薬用美白クリーム>がありますので、悩みに合う施術やコスメをお選びください。

◼︎厚生労働省承認機であるキュテラ社のエンライトンSR(enLIGHTen SR)というピコレーザーを使用して、しみ治療を行います。

これまでの代表的なシミ治療機、Qスイッチレーザーよりも『早く』『綺麗に』『痛みも少なく』治療することが可能です。

当院のピコレーザー施術メニュー

◼︎ピコスポット

ガツンと強めに当てて、かさぶたになって、剥がれて薄くなる、いわゆるシミ治療。
ずっと気になっているシミがあって、ダウンタイムが取れるなら、是非おススメです。

◼︎ピコトーニング

マイルドにお顔にレーザーをあてて、マイルドにメラニンを追い出していきます。
すこしチクチクする痛みがありますが、施術時間は長くないのでがんばれば、
くすみ改善・肝斑改善etc.嬉しい効果があります。
月に一回でお肌のメンテナンスを。

◼︎ピコフラクショナル

お肌の表面には傷をつけずに、内部に空洞を作って、お肌を活性化します。
キメやハリ、毛穴の改善、シワが気になる方にも◎
ニキビ痕の凹凸には、ややhardにするのがおススメです、その場合には麻酔クリームを使用します。
ピコトーニングと同日にやる場合には、通常モードであてるのがおススメです。

症例写真

※メーカー提供写真

治療の流れ・注意点

  • 最初に医師の診察・カウンセリングで適応と照射モード、回数を決定します。
  • 照射時は輪ゴムで弾かれる程度の痛み~部位により麻酔クリームも可能。
  • メイクや洗顔は当日より可(強い赤みや痂皮がない場合)。
  • 治療後は保湿・紫外線対策がとても重要です。
  • 一時的に赤み・カサブタ・腫れが生じることがありますが、通常は数日~1週間で軽快します。
  • 妊娠中・授乳中、強い日焼け・炎症のある方は施術不可です。

受診・ご相談の目安

  • 長年気になっていたシミやくすみ、色素沈着を根本的に治したい
  • 肝斑や薄いシミが他の治療で消えなかった
  • 肌質・毛穴・ニキビ痕を総合的にケアしたい
  • ダウンタイムや副作用が不安な方・敏感肌
  • 医療機関だからこそできる安全で効果的な美肌治療を希望

初めての方もカウンセリングでお悩みやご希望をしっかりうかがい、最適なピコレーザー治療プランをご提案します。ご相談だけでもお気軽にご来院ください。

医師紹介

院長

土屋 佳奈
 KANA TSUCHIYA 

【専門】
日本皮膚科学会 / 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
【所属学会】
日本美容皮膚科学会 / 日本臨床皮膚科医会 / 日本抗加齢医学会 / 日本小児皮膚科学会