サブシジョン

美容皮膚科

サブシジョン

「ニキビは治ったのに、肌にクレーターのような凹みが残ってしまった」「ファンデーションを重ねても隠しきれない…」 そんなニキビ跡の凹み・クレーターでお悩みの方に、ぜひ知っていただきたい治療法がサブシジョンです。 サブシジョンは、世界20年以上の実績を持つ確立された医療技術であり、フラクショナルレーザーやダーマペンでは改善が難しかった深いクレーターにも高い効果を発揮します。

こんな症状の方におすすめの治療です

サブシジョンとは?

ニキビ跡の凹み(クレーター)に悩む患者様からよく「レーザー治療を受けたのに改善しない」「何をやっても凹みが消えない」というお声をいただきます。

このような深いクレーターを生み出す根本原因に直接アプローチできるのが、サブシジョンです。

サブシジョン(Subcision)とは、クレーター状に凹んだニキビ跡を改善するための外科的美容治療です。

ニキビの炎症が長期間続くことで、皮膚の深部(真皮・皮下組織)に線維組織が形成され、その線維が皮膚を内側から引きずり込むことでクレーターが生じます。

サブシジョンでは、この硬く癒着した線維組織を医療用の特殊な針(サブシジョンニードル)を用いて皮下から切断・剥離することで、皮膚が正常に修復される環境を整えます。

治療の原理はシンプルながら非常に理にかなっています。線維を切断することで、まず物理的に皮膚の引き込みが解除されます。

さらに、切断・剥離の刺激によって治癒反応が引き起こされ、コラーゲン新生が促進されます。このダブルの効果により、クレーターが徐々に浅くなり、肌表面が滑らかになっていきます。

日本国内では比較的近年から注目を集めていますが、世界ではすでに20年以上の歴史を持つ確立された治療法です。1995年にDavidson医師らによって学術誌に発表されて以来、欧米をはじめ多くの国で標準的なニキビ跡治療として行われています。

サブシジョンが有効なニキビ跡は

サブシジョンの効果を最大限に発揮するためには、ニキビ跡のタイプを正確に見極めることが重要です。

ニキビ跡(クレーター状)は、形状によって主に3つのタイプに分類されます。

●ローリングタイプ(Rolling Scar)

ローリングタイプは、なだらかな波状に凹んでいるのが特徴です。皮膚と皮下組織の間に線維の橋渡し(線維性癒着)が形成されており、この癒着が皮膚を引き込んでいます。サブシジョンが最も効果を発揮するのがこのタイプです。線維を切断することで自然に皮膚が持ち上がり、凹みが改善します。

●ボックスカータイプ(Boxcar Scar)

ボックスカータイプは、縁が90度近くにほぼ垂直で陥凹の底が平坦な形状が特徴です。比較的浅いものはフラクショナルレーザーでの改善も期待できますが、深いボックスカータイプに対してはサブシジョンが効果的です。

●アイスピックタイプ(Icepick Scar)

アイスピックタイプは、真皮深部まで達する細く深い穴状のクレーターです。このタイプはサブシジョン単独での改善が難しいです。

なお、どのタイプの治療法が自分に最適かは、実際に医師が肌の状態を診察した上で判断します。

当院では初診時にニキビ跡のタイプを丁寧に確認し、サブシジョンが適しているかどうかを含めた最適な治療方針をご提案しています。

サブシジョンの効果

ニキビ跡の凹み改善(クレーターの浅化)

サブシジョン最大の効果は、何といってもニキビ跡クレーターの物理的な改善です。

皮下の線維性癒着を切断することで、引き込まれていた皮膚が解放され、クレーターの底が持ち上がります。

さらに、切断によって引き起こされる自然治癒反応によって、周囲に新たなコラーゲンが産生され、凹みが内側から埋められていきます。

サブシジョンは針を皮膚と水平方向に挿入して皮下組織の癒着を解除するため、深いクレーターに対しても有効です。両治療の組み合わせにより、相乗効果も期待できます。

肌の再生とハリ感の向上

サブシジョンの効果はクレーターの改善だけにとどまりません。

治療によって引き起こされる組織修復反応は、肌全体の若返りにも貢献します。

サブシジョンで線維組織を切断すると、皮膚の自然な修復機構(創傷治癒反応)が活性化します。このとき、線維芽細胞が増殖し、真皮層でのコラーゲン・エラスチンの新生が促進されます。

コラーゲンは肌のハリと弾力の根源であり、エラスチンは肌の柔軟性を支える重要な成分です。

加齢とともに真皮のコラーゲン量は減少していきますが、サブシジョンの刺激によってその産生が再び活性化されることで、肌の若返りが期待できます。

クレーター改善と同時に、肌全体のハリ感・弾力感が向上するというWの効果がサブシジョンの大きな魅力です。

また、皮膚の引き込みが解除されることで血流改善も期待でき、くすみが軽減し肌色が明るく見える効果も報告されています。

サブシジョン治療の流れ

① カウンセリング・診察

まず医師がニキビ跡の状態を詳しく診察します。ニキビ跡のタイプ(ローリング・ボックスカー・アイスピック)を確認し、サブシジョンが最も効果的かどうかを判断します。

必要に応じて他の治療法(キュアジェット・ポテンツァ・ヒアルロン酸注入など)の組み合わせもご提案します。患者様の疑問・不安には丁寧にお答えしますので、遠慮なくご質問ください。

② 洗顔・クレンジング    

施術部位のメイクや皮脂をしっかりと落とし、清潔な状態にします。

③ 局所麻酔       

局所麻酔を施術部位に注射します。

麻酔の注射時に多少の痛みを感じますが、施術中は痛みをほぼ感じない状態で治療が進みます。麻酔の効果が確認できたら、いよいよサブシジョンの処置に移ります。

④ サブシジョン処置

医療用の特殊針(サブシジョンニードル)を皮膚に対して水平方向から挿入します。

針を皮下で動かしながら、クレーターを引き込んでいる線維性癒着を丁寧に切断・剥離していきます。施術時間は麻酔・クーリングを含めて約20分程度です。

⑤ 追加処置

ボックスカータイプのニキビ跡は、サブシジョン後に専用の薬剤を癒着切断した箇所に注入することで、凹みの即時改善と新たな癒着の防止が期待できます。これらはオプション施術となり、医師と患者様の相談のうえで行います。

⑥ アフターケア・保護

施術後は冷却(クーリング)を行い、内出血や腫れを抑えます。テープや保護シートで保護し、ワセリンなどの軟膏を塗布して皮膚を守ります。内出血・赤み・腫れといったダウンタイムは1〜2週間程度で自然に落ち着きます。翌日からの洗顔・シャワー・メイクが可能です。

【治療後の経過と注意点】

サブシジョン後は皮膚が修復過程にあります。

強い紫外線を避け、SPF30以上の日焼け止めで肌を保護してください。治療効果を最大化するため、施術の間隔は1ヶ月ほど空けることを推奨しており、2〜3回の施術を目安にしています。

効果の現れ方や必要回数には個人差がありますので、経過を見ながら医師と相談して治療を進めていきましょう。

よくある質問(Q&A)

Q. サブシジョンは1回で効果を感じられますか?

A. 1回の施術でも凹みの改善を実感される患者様は多くいらっしゃいます。

ただし、クレーターの深さや範囲によっては複数回の施術を重ねることでより大きな改善が見込まれます。当院では1ヶ月間隔で2〜3回の治療をご提案しています。

Q. サブシジョンの施術は痛いですか?

A. 局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほぼありません。

麻酔注射の際に一時的な痛みを感じますが、歯科治療と同様のものです。施術後は数日間軽度の痛み・違和感を感じる場合がありますが、市販の痛み止めで対応できる程度です。

Q. ダウンタイムはどのくらいですか?

A. 内出血・赤み・腫れといったダウンタイムが1〜2週間程度続きます。

特に内出血が目立つことがありますが、時間とともに自然に解消されます。翌日からメイクが可能ですので、通常の社会生活への影響は最小限に抑えられます。

Q. 施術後の生活上の注意事項を教えてください。

A. 施術翌日から洗顔・シャワー・メイクが可能です。入浴は翌日から可能ですが、長時間の湯船への浸浴はダウンタイム中は控えてください。

強い紫外線を避け、日焼け止めを必ず使用してください。激しい運動や飲酒は内出血を悪化させる場合があるため、施術当日は控えることをお勧めします。

サブシジョン施術ならつちやファミリークリニック浅草院へ

「クレーターが気になるけど、何から始めたらいいか分からない」「他院でサブシジョンを勧められたが詳しく聞きたい」そんな方も大歓迎です。

つちやファミリークリニック浅草院では、サブシジョンをはじめとするニキビ跡治療に力を入れており、豊富な治療実績を持つ皮膚科専門医が丁寧に診察・カウンセリングを行います。

一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

医師紹介

院長

土屋 佳奈
 KANA TSUCHIYA 

【専門】
日本皮膚科学会 / 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
【所属学会】
日本美容皮膚科学会 / 日本臨床皮膚科医会 / 日本抗加齢医学会 / 日本小児皮膚科学会